俳句部(2022年10月)

~俳句部展示会を開催〜

俳句部(いなづま句会)は十月十四日(金)より二十六日(水)まで西館囲碁室前で展示会を開催致しました。
たくさんの方々にご鑑賞いただきましてありがとうございました。俳句部部員一同感謝申し上げます。

今後も良い作品を詠んでまいりますので今後ともよろしくお願い致します。
また、新入部員も募集しておりますので、興味のある方は入部お待ちしております。

◎俳句部
第八百四十二回 いなづま句会
俳誌「かつらぎ」主宰 森田純一郎先生 指導
令和四年九月十七日
兼 題 当季雜詠五句

選 者 吟
柴又帝釈天の水澄める
「労働者諸君」寅言う町の秋
朴らしき葉を踏み秋の空見上ぐ
園広し名知らぬ草の花数多
酔ふほどに蘊蓄増ゆる夜長かな

いなづま句抄
○菊の酒巫女は花びら散らしくれ 冨山 勝幸
○土手行けばカンナの花の燃えにけり 野尻 弘輔
○雨の萩狭き参道狭めをり 東代舞
○観覧車月見の芒ノ 広田 祝世
○流れ星天窓過ぐる包泊り 出店智惠呼
○溝蕎麦のひろがり瀬音くぐもりぬ 奥村 恵子
○衛星の横切るらしや星月夜 友岡 淑子
○はたと止む夜のロビーの作り滝 前野美枝子
絶えし髭の渡しに昼の虫 難波 正行
雑草に覆ひかぶさる萩の花 留岡 寬
経上げる庭で鳴き出す法師蝉 木下 貴友
(○印選者選)

(注)
「労働者諸君」(ろうどうしゃしょくん):映画「男はつらいよ」の中で、寅さんが言う名セリフ
菊の酒(きくのさけ):季語「重陽」の傍題で、九月九日「重陽の節句」に菊の花を浮かべて呑む酒で、中国の陰陽五行説に由来する(季語)
包(パオ):モンゴルなど、遊牧民の使うテン状の住居のこと
溝蕎麦(みぞそば):溝や水路の辺りに群生生える草花で、花が蕎麦の花に似ている(季語)
作り滝(つくりだき):人工的に庭園などに作られた滝のこと(季語)
髭の渡し(ひげのわたし):旧西国街道の武庫川の渡し場があり、近くの茶屋の主人の顔にちなんで「髭の渡し」と呼ばれ、現在、五百五十万本のコスモス園となっている